創業の思い~私が保険代理店になった理由~

思い出せば、私が31歳の時、小さな小売販売会社に勤めていた時の事です。
毎日、「会社のため」「家族のため」「自分のため」と一所懸命頑張って働いている自分が居ました。
会社では毎月、月末に近づけば売り上げ(数字)や粗利が気になり、
そして月に一度の営業会議(所長会議)に行くのが嫌になる事がしばしばです。

そんな毎日を過ごしていると、ふと、今の仕事が「この世の中に役立っているのか?」
「人のためになっているのか?」また「自分はこの世の中に必要なのか?」と考えるようになったのです。
(私の仕事は、ある企業の子会社の小売販売会社勤務で、この会社に転職して9年で、所長になって
6年目でもありました。)

そんな割り切れない気持ちで仕事をしている時、一人のお客様と会話が弾み、
その方の仕事を聞くと保険代理店をされていると言われました、私は何気なく
「お客様、保険の仕事は良いですか?」と尋ねたところ、
その方は「事故などで困っている人の役立つ仕事だ、良かったら君もやって見ないか?」との返事が来ました。
私は「羨ましい」と思う反面「保険かー?俺はダメだ」と複雑な気持ちになった事を覚えています。

しかし、それから2年後、私は誘われるまま保険業界に入っていたのでした。
今まで経験したことの無い「人に役立つ」「人にアリガトウと言って貰える仕事ができる」
とワクワクした気持ちで、そして希望に満ち足りた気持ちで。
その後人生で、その仕事がどんな大変で重責な仕事か知らずに・・・
反面、どんな素晴らしい仕事か知らず・・